可部の上市にある「稲荷神社」の修繕工事をご依頼いただきました。
元々は農耕の神であったと言われていますが、江戸時代に牛馬の売買でも栄え、関わった方達より商売繁盛の神様と崇められたと言われています。
建物自体はこれまでも幾つか修繕を繰り返されていまして、今回は玉垣と本殿木部の修繕をご依頼。
雨風の吹き込みもあり、木部の痛みが随所に見受けられました。
「最低限の修繕を」との事もあり、出来る範囲で工事をスタートしました。
状態を見ながら、取り合える部材と残す部材を選別。
経験と勘が試されます。
現物に沿って加工を行い、組んでは外し微調整を繰り返します。
そして完成。
社寺では、当然ながら住宅とは違う特有の部材の使い方や納まりがあります。
様々な考えと多くの学びを頂いた現場となりました。
ご依頼いただきありがとうございました。
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