広島市で蔵、納屋、離れの解体をご依頼いただきました。
離れは昭和に入っての建物ですが、蔵、納屋は100年を超える歴史ある建物でありました。
この度道路拡張に伴う立退きに加え、雨漏りや経年劣化の為やむ無く解体をご決断。
そういった中、解体工事がスタートされました。
単純に解体するには惜しい建物で、内部には当時の大きな木材が使用されており、今後使用できそうな木材を判断つけ、梁や柱を幾つか引き取らせて頂く工事となりました。
重機を使用し出来るだけ丁寧に取り外し、状態確認後、今後の活用に備えます。
鉄やコンクリートなどと違い、木材は時間と共に強度が増していく性質があると言われます。
そこには、木材に含まれている水分が関係しており、古民家などに使用されている木材は伐採後100年、200年経っている物ばかりです。
一般的には、脆く危ないと思われがちな「古材」ですが、本当の意味で水分が抜け木材として仕上がって使用するには,この辺りの年代からの木材が最適と言われております。
実際に古材を扱う大工には嫌がられます。
鑿や鉋が刃こぼれをおこすくらい内部までしっかりカチカチになっています。
捨てれば産業廃棄物ですが、残せる古材は「宝」です。
古材の魅力をお伝えするのも、弊社の役割と考えております。
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