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キブネ建設ブログ

金輪継ぎ

2015年10月04日 古民家・古材現場レポート

現在改装中の古民家で

柱の足元が劣化している事が判明し、

梁や天井、その他絡みが出てくる為、施主様と相談の上、根継ぎさせていただく方法に決まりました。

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様々な原因が重なり、シロアリにやられた柱です。

 

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作業を行う大工は松尾大工。

若くして様々な経験を積んできた弊社１番の大工さんです。

 

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食害が地盤よりかなり上まで上がっており、心配されましたが無事補強完成です。

既存の柱はそのままぶら下がった状態での作業と

現在の柱と違いねじれた形状の既存柱で芯同士をきちっと合わし

寸分狂いなく接合させてくれました。

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継手をより強固にする『込み栓』

ここでも一工夫。

今までこの建物を支えてきた栗の土台の良い所を活用。

木の癖と特性を生かし、木殺しを行い

込み栓を差します。

（金槌などで込み栓を事前に叩いておき、無理なく入り込んだのち、水分を含ませると込み栓は膨張し、ピタリと組み込まれる）

 

先人の大工さんの知恵が盛り込まれた職人芸に脱帽です。

引き続き宜しくお願い致します！

 

 

 

 

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