佐伯区の古民家で、壁厚を利用したニッチ収納の依頼を頂きました。
ニッチ(niche)とは「壁のくぼみ」という意味らしいです。
西洋の建築では壁や柱の垂直面に制作した「壁龕(へきがん)」というくぼみに、彫刻などを飾る場所をそう言われているようです。
ここの壁は、以前増築されており通常の壁厚(約10センチ)の倍程度の空間が期待できます。電話やパソコン関係の機器を収納したいと思います。
壁を慎重に開口し、内装を仕上げて行きます。
電気配線も状況に応じて通し、進めて行きます。
ニッチ部分にカウンターが付きました。
下部は古建具を活用し、両開き収納とします。
これから塗装とクロス工事に入って行きます。