再生中の竹原市の古民家では、劣化した屋根の修復が行われています。
担当する大工は中川大工。
確かな技術と経験を持つ、頼りになる大工の一人です。
今回は、師匠にも当たる親父さんにも協力頂き、親子鷹にて現場を納めて頂きます。
リフォーム現場では、当然ですが建物の水平垂直が当てになりません。
古民家再生では、長い年月かけてジワジワ傾きが起こります。
今回の現場もそれに当てはまります。
全体を矯正する場合については、ある程度は水平垂直に戻すことは可能ですが、部分再生の場合は、無理矢理真っ直ぐに直そうとすると、構造体に無理がかかります。
この辺りのさじ加減が本当に難しい所であり、経験や知識が試される時だと思います。
私は、現場で職人さんと考え・話あうこの時間が、施工側として古民家再生の醍醐味だと思っています。
教科書にはない昔の職人さんの仕事に敬意を払いつつ、現代の職人さんと共に造り上げていく事を大事にしております。
古民家再生は奥深い!!
〒731-0222
広島市安佐北区可部東5-22-33-10
TEL:082-814-3905
FAX:082-516-7545