改装中の廿日市の古民家では玄関の上り框と敷台の取り付けが行われていました。
杉は特性上、材色が赤身と白太にはっきり別れます。(もちろん赤色だけ、白色だけは木取りで可能です)
一つの材の中で赤白別れるという事で、建築の業界の中では「源平」と言います。
源氏と平氏の名残でしょうか。
一本ならば良いのですが、2本以上継ぐ場合は神経を使います。
赤から白へのグラデーションが杉の場合よくわかります。
この辺りは材料屋さんの思いと大工さんの気配りが物を言います。
ちょっとした事ですが、仕上がりに大きく関係してきます。
野崎銘木店さん・松尾大工良い仕事ありがとうございました!