安佐北区の古民家も木工事に進んでいます。(現在揚屋中)
状況を回想してお伝えします。
この度の改装現場では、
劣化した柱を根継ぎ致しました。
まずは「金輪継ぎ」
柱の根継ぎはもちろん、土台や梁などの横架材にも使用できる継手です。
劣化した部分を木槌などで打診をし、空洞音のする部分を見定め、切り取ります。
そこから柱の小口を見定め、必要ならばさらに切り取っていきます。
この様な継手を製作していきます。
注意すべきは、既存の柱が残っている為、柱が必ずしも直角ではないという事です。
微妙な木のねじれを汲み取り、新しい材料に当てはめて行きます。
完成。
柱が6寸角と幅広の為(約180mm)先端の凸部をこの度は2段にしました。
この様な伝統的な技法で修繕していきます。
又、次回は他の継手を紹介させていただきます。
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